「スマホで動画を見ようと思ったらWi-Fiに繋がらない」という経験ありますよね。
Wi-Fiが繋がらないとストレスになり、すぐに原因を探して対処したいものです。
総務省の調査では、約9割の家庭にWi-Fiが普及しているとのこと、普及率が高くなるとトラブル内容も多岐にわたります。
ここでは
・家でスマホがWi-Fiに繋がらない原因
・家でスマホがWi-Fiに繋がらないときの対処法
について解説していきます。
家でWi-Fiが繋がらなくて困っている方、一つひとつ対処法を見て落ち着いて解決策をさがしていきましょう。
Wi-Fiとインターネットが接続する仕組み
インターネット回線を契約し、家の中でモデム(外のインターネットに繋げる機器)とWi-Fiルーター(端末を無線でインターネットに繋げる機器)をLANケーブルでつないで設置します。
※Wi-Fiルータ一にモデムが内蔵されている一体型もあります。
モデムとWi-Fiルーターを設置すると、同じようにWi-Fi機能を内蔵したスマホ、タブレット、パソコンなどの機器をケーブルなしでインターネットに接続することができます。
家でスマホがWi-Fiに繋がらない原因となるのは、この仕組みの中のいずれかの不具合が原因と考えられます。
家でスマホがWi-Fiに繋がらない原因
スマホ本体が原因
スマホの設定が何らかの拍子で変更になり繋がらなくなったのかもしれません。
自分のスマホ以外の端末(スマホやタブレット)でWi-Fiに接続できているか確認してみましょう。
自分のスマホ以外の端末もWi-Fiに繋がらなければ、ルーターやモデムが原因になっていると考えられます。
自分以外の端末でWi-Fi接続できれば、自分のスマホの設定かスマホの故障が原因となります。
モデム・Wi-Fiルーター本体が原因
自宅でのWi-Fi接続に欠かせないのが、モデムとWi-Fiルーターです。
電源コードがきちんと差し込まれていなかったり、LANケーブルが抜けていたなんてこともあります。
最近Wi-Fiが途切れることがあった、通信速度が遅くなったと感じていたなら、モデム、Wi-Fiルーターの寿命が近づいているのかもしれません。
モデムの寿命は7~10年程度、Wi-Fiルーター本体の寿命は4~5年です。
Wi-Fiルーターの設置場所が原因の場合
Wi-Fiの電波はルーターの設置場所によってつながりが良くなったり悪くなったりします。
スマホとWi-Fiルーターの間に何らかの障害物があると電波が遮られ、Wi-Fi接続できなくなることがあります。
インターネット回線が原因の場合
利用しているプロバイダや回線に障害が起こっているとインターネットに繋がりません。
また、プロバイダや回線業者がメンテナンスを行っている場合もあります。
LANケーブルの不具合が原因の場合
LANケーブルは10年以上使用できる耐久性がありますが、踏んだりして衝撃を与えると、中の動線が切れ通信が不安定になることがあります。
家でスマホがWi-Fiに繋がらない場合の対処法
スマホが原因の場合の対処法
まず、スマホにWi-Fiマークが出ているか確認しましょう。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→Wi-Fiを入れる
何度かオン・オフを繰り返すとWi-Fiに繋がることがあります。
次に、機内モードがオンになっていないか確認します。
もしかしたら、何かの拍子に機内モードの設定が変更になっているかもしれません。
機内モードがオンになっていると通信が遮断されWi-Fiに繋がらなくなります。
「設定」から機内モードをオフにしてください。
スマホのWi-Fiを再設定する
今まで使っていたWi-Fiルーター名を削除して、設定し直します。
「設定」→「Wi-Fi」を開き、使っていたWi-Fiネットワークを選択し削除します。
再度、接続するWi-Fiネットワークを選択し接続します。
ルーターに記載してあるネットワーク名とパスワードを入力し接続するか、WPS機能を利用すると、ボタンを押すだけでインターネットに接続できます。
スマホのセキュリティアプリを停止する
スマホにセキュリティアプリが入っている場合、アプリが干渉してWi-Fiがつながらなくなることがあります。
アプリを一時停止してからWi-Fiに繋がるか確認してみてください。
スマホを再起動する
Wi-Fi機能をオンに、機内モードをオフに、セキュリティアプリの停止で繋がらないようなら、スマホを再起動してみましょう。
モデム・Wi-Fiルーター本体が原因の場合の対処法
モデム・Wi-Fiルーターの接続を確認
モデム・Wi-Fiルーターの電源コード、LANケーブルは奥までしっかり差し込まれているかを確認します。
モデムとWi-FiルーターはLANケーブルでINTERNETポートに接続します。
差し込み口が間違っていないかもチェックしましょう。
モデム・Wi-Fiルーターを再起動する
モデムとWi-Fiルーターの再起動:基本的な手順
- Wi-Fiルーターの電源コードをコンセントから抜きます。
- モデムの電源コードを抜きます。
- 電源を入れるまで時間をおきます。
最低でも30秒、できれば10分ほど放置。 - モデムの電源コードを入れ、前面ランプが点灯し落ち着くのを待ちます。
- Wi-Fiルーターの電源コードを入れてランプが着くのを待ちます。
ただし、モデムの機種ごとに再起動の手順が異なります。
ルーターとどちらを先に起動させるか順番が決められていたり、一定の時間を空ける必要があったりするので、お使いのモデムの機器メーカーのWebサイトで調べてみることをおススメします。
モデム・Wi-Fiルーターのランプを確認
〈モデムのランプ確認〉
・モデムのPOWERランプが点灯しない場合
モデムの電源が入らない状態です。モデムの交換時期がきているようです。
・モデムのランプが赤く点灯・点滅している場合
モデムのアラームランプや警告ランプが赤く点灯、点滅している場合は、故障している可能性が高いです。
モデムは回線業者からレンタルされていることが多く、交換の場合次のような方法があります。
・回線業者に連絡して無償交換してもらう。
・回線業者から交換用モデムを送ってもらい自分で交換する。
・自分でモデムを購入して交換する。
〈Wi-Fiルーターのランプを確認〉
・インターネットランプが点灯しない場合
インターネットに接続できていません。また、最近通信速度が遅くなってきたり、通信が不安定だと感じていたら、Wi-Fiルーターの劣化が考えられます。
Wi-Fiルーターの設置を変えてみる
一般的なルーターは、電波を全方向に飛ばしているため、できるだけ、家の中央で床から1~2mほどの高さのところに設置すると家中に電波が届きやすくなります。
アンテナが外に出ている機種なら、広い家ではアンテナを上へ向けるようにし、階数がある家ではアンテナを横に伸ばしましょう。
Wi-Fiルーターの近くにテレビ、電子レンジなどの電化製品や水槽、花瓶など水があると障害となってWi-Fiが繋がりにくくなります。
また、本棚の中など通気性の悪いところにWi-Fiルーターを置くと、本体に熱がこもり故障の原因になります。
ちなみにELECOMのWi-Fiルーターの説明書には 「Wi-Fiルーターの上、前後左右5cm以内には物を置かないようにしましょう」との記載があります。
熱で熱くなっている場合の対処としては、Wi-Fiルーターの電源をオフにした後、1分ほど時間をおいてから電源を入れます。
時間をおくことで、Wi-Fiルーターの熱が放出され、不具合が解消することがあります。
Wi-Fiルーターへの接続台数オーバー
それぞれのWi-Fiルーターには、接続できる台数が決まっています。
スマホやパソコンだけでなく、ゲーム機、スマートウオッチ、ワイヤレスイヤホンなどWi-Fi接続が必要な機器台数がルーターの接続可能台数におさまっているか確認してみましょう。
もし接続台数を超えている場合は、より接続可能台数が多いWi-Fiルーターへの買い替えが必要になります。
インターネット回線が原因の場合の対処法
プロバイダ・回線業者がメンテナンスを行っている場合、一時的にインターネット接続ができなくなります。
契約しているプロバイダ、回線業者のWebサイトを確認するか、サポートセンターに問い合わせてみましょう。
また、プロバイダ、回線業者との契約料金が支払われているかも確認が必要です。
家でスマホがWi-Fiに繋がらない原因と対処法のまとめ
スマホがWi-Fiにつながらないときは、あせらず落ち着いて対応しましょう。
スマホがWi-Fiに繋がらない原因は以下の5つです。
・スマホの設定
・モデム・Wi-Fiルーター本体
・Wi-Fiルーターの設置場所
・インターネット回線
・LANケーブルの不具合
対処法として主なものは以下5つの方法があります。
・スマホを再起動してみる
・モデム・Wi-Fiルーターを再起動してみる
・Wi-Fiルーターの設置場所を変えてみる
・インターネット回線に障害が起こっていないか確認する
・LANケーブルは破損していないか確認する
一つずつ確認して、問題を解決しましょう。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。